今日のテーマは低血糖について。
低血糖の症状は人によって様々ですし、症状は低血糖の度合いにもよります。
よく言われる症状としては手の震え、冷や汗、動悸といったところでしょうか。
私の場合、あまり外から見てわかる症状がありません。
急激にさがったときは冷や汗や手の震えが出ますが、そういった症状が出ることはまれで、感覚的に今下がってきているな、低くなっているなと感じるということが多いです。
あとは、低血糖の時は頭の回転が悪く、考えられなくなるという自覚があります。
頭がまわらないということですね。
また、就寝前に下がりはじめているときは寝つきが悪くなります。
そのため、眠いのに寝られないというときは血糖値を確認してみます。
だいたいそういうときは、まだ低血糖とは言わないけれど血糖値がさがりはじめている下向きの矢印が表示され、このままだと低血糖になるだろうなぁということが多いです。
ちなみに今がさがりはじめとわかるのは、Dexcom G6(以下G6と表記)という持続型血糖測定器を使っているからです。
血糖が今あがっているところなのか、さがっているところなのか、平行線なのかを矢印で示してくれます。
私が使っている血糖測定器については、こちらでお話しています。
G6ではだいたい15分遅れて血糖データが取られるそうなので、100で↘の方向の矢印が表示されていると、測定時点で80ぐらいになっているかもと予想できます。
これはとても便利で参考になります。
低血糖は寝てしまった後は気づけないことも多いです。
朝目覚ましで目が覚めて、血糖値を確認すると60を切っていたということも少なくありません。
一応就寝中もApple Watchが低血糖のアラートはしてくれますが、ブブッと一瞬震えるのみなので大抵気づけません。
55を切ると緊急アラートで結構大きな音がApple WatchもiPhoneも鳴るので、これにはびっくりしてさすがに飛び起きます。
ただ低血糖のときは割と目覚めがよかったりします。
朝すっきりと起きられることが多いんですよね。眠りが浅いだけかもしれませんが。。。
主治医によると、私の場合は低血糖になるとこれ以上低血糖にならないようにとホルモン分泌(?)がされているのだろうということで、めったに50以下に下がることはありません。
このストックは3回分ぐらいはありそうと教えてもらいました。
逆に夜間低血糖が3回ぐらい続いたら、その次の低血糖では抑制できないかもしれないから注意が必要ということです。
低血糖であぶなかったという出来事も何度かありました。
その中でも、周りにもとても心配をかけてしまったなというのは、朝方の低血糖でした。
朝、私が会社に出社せず、連絡もとれず、ひとり暮らしならなおさら心配だと、上司が家まで様子を見に来てくれたことがありました。
私は低血糖で起きられなかったようで、ぼーっとした様子でパジャマで上司を出迎えたようです。
話している様子がおかしかったようで、とにかく身支度をと促され、会社に連れて行ってもらう途中で意識がはっきりとしてきて、自分が1型糖尿病で低血糖で起きられなかったみたいですと説明した記憶があります。
私は入社の面接では、自分が1型糖尿病であることをお話していましたが、上司には直接お話したことがなかったと、この出来事のときに気付きました。
病気を隠しているわけではないので、いっしょに働いている方の中には私が1型糖尿病であることを知っている人もいるのですが、職場でどのように伝えたらよいのか、そもそも伝えるべきか否かが私は未だに迷います。
余談ですが、長い期間で身に付いたことはすごいなと思ったのが、意識朦朧としたなかでもきちんと捕食をしたようで、帰宅後ゴミ箱の中には食べた覚えのないお菓子の箱が捨てられていました(笑)
低血糖は完璧に予測できないし、低血糖に慣れすぎてしまうと無自覚低血糖になって気づかないうちに低血糖になって倒れてしまう危険もあります。
なので捕食は欠かさず持ち歩くし、職場ではロッカーに飴やラムネを常備、寝室も枕元にゼリー飲料などを置いています。
周りに私が1型糖尿病だからと特別扱いしてほしいわけではないし、それを言い訳にできないことをつくりたいわけではないので、そのために対策はしっかりしているつもりです。
血糖コントロールはできるだけ良くしたいけれど、頑張り過ぎて低血糖連発になるのも考えもの。
ほどほどに血糖を維持しながら、よい血糖コントロールを目指していきたいですね!