1型糖尿病の治療において、血糖コントロールはこれから10年20年先も健康に生きていくためにとても重要なことです。
低血糖連発は控えたいけれど、できるだけ良い血糖値を常日頃目指したいですよね。
もっと良い血糖コントロールを目指して、私は昨年6月ごろから持続血糖測定器を使い始めました。
それまでも何度か検討していましたが、ただでさえインスリンポンプを使用することで肌トラブルに悩まされていたのに、さらに血糖測定器まで肌に負担になるものをつけるというのは気が進まず、見送っていました。
しかし、漢方を飲み始めて肌トラブルが軽減されたことで、試しに使ってみようかなと軽い気持ちで始めてみることに。
結果導入して本当によかったと思います。
それまでHbA1cは7%台後半で、8%超えないようにしようねが目標だったのが、今は7%台前半にまでさげることができました。
私が最初に使い始めた持続血糖測定器はFree Styleリブレ(以下リブレと表記)というもので、専用の血糖測定器やアプリをダウンロードしたiPhoneを腕に着けている測定器にかざすと血糖測定ができるものでした。
手指を穿刺器具で穿刺して血を取って測定するのは、いろいろと機械を広げて手順も多くて面倒だったので、それまでの血糖測定は毎食前と寝る前の1日4回が基本でした。
しかしリブレに変えたことで血糖測定がとーっても簡単になったので、仕事中も電車に乗っているときも街中を歩いているときも気軽に測定でき、測定回数も格段に増えました。
そして、12月からはDexcom G6(以下G6と表記)という持続血糖測定器へ切り替え。
(※今はDexcom G7に切り替えになっています。)
リブレも便利でしたが、G6はそれ以上でした。
G6はiPhoneにアプリをダウンロードしBluetooth設定をすることで、随時血糖値をiPhoneに送ってくれるので、腕につけた測定器にかざすという行為すら必要がなくなりました。
また、常に血糖値をiPhoneに送ってくれるので、今低血糖だよ!今高血糖だよ!と通知してくれるようになりました。
そのため、高血糖になったらインスリン追加しよう、低血糖になりそうだから少し捕食しておこうが早く対策できるようになりました。
G6のアプリはApple Watchにも対応しているため、この機会にApple Watchを購入。
仕事中などどんなときでも時間を見るついでに血糖値も確認できるようになりました。
本当に便利になりました!
これらの持続血糖測定器を使用することで、1日4回の測定だけでは気づくことができなかった隠れ高血糖にも気づくことができましたし、より血糖値を意識するようになりました。
今の目標は、1日の中で血糖値180以下になる時間を増やすこと。
食後はどうしても一時的に上がってしまいますが、上がる幅を最小限にとどめて早く180以下になるように補正していく、そのために食事の10分ぐらい前にインスリン注入するように意識したり、食前やベースのインスリン量を調整しています。
まだまだうまくいきませんが、慣れて習慣化してしまえば良いのでそうなれるようにがんばろうと思います。
今回は持続血糖測定器についてお話ししました。
今日の記事では良かったことのお話がほとんどですが、それぞれの治療法にメリットデメリットはあります。
また、持続血糖測定器は血糖を気にし過ぎてしまう人には反対にストレスになって向いていないかもしれません。
合う合わないは人それぞれだと思います。
でも興味がある方は試してみる価値があると思いますので、この記事が参考になれば嬉しいです。