みなさんは“ヘルプマーク”をご存じでしょうか。
外見からは分かりづらいけれど援助や配慮を必要としている方々が、援助を得やすくなるために2012年に東京都が作成したマークです。

今では全国に普及され、JIS(日本工業規格)の案内用図記号にも登録され、全国共通のマークとなっています。
みなさんも目にすることも多くなったのではないでしょうか。
私も3年ほど前から身に着けるようになりました。
このヘルプマークは役所や病院などでもらうことができます。
そのままだと結構目立つので、私はカードホルダーにいれてかばんに着けています。



カードホルダーには緊急連絡先やかかりつけ医の情報、倒れた時に何をしてほしいか書いたものをいっしょにいれています。
私の場合は常日頃助けを必要としているわけではないし、電車で優先席に座る必要もありません。
なので、普段はあまり人目に付き過ぎないように、でも万が一のときに見つけてもらいやすいように、見えるか見えないかぐらいの感じで着けています。
それまでは、ヘルプマークを持つことが自分の病気を主張するように感じたし、外で倒れるような経験はなかったので特に必要ないものかなと思っていました。
身に着けるようになった理由は、もし万が一家族といっしょにいないところで倒れたとき、私自身のことを正確に伝えられる手段として手軽でわかりやすいし、自分を守るための準備はしすぎて困ることはないと考えるようになったから。
たまに気をつけるのを忘れて、ヘルプマークが丸見えになってしまうと、電車で席をゆずってくれようと声をかけていただきます。
そんなときはお礼を言ってお断りするのですが、優しい方がたくさんいるんだなと嬉しくもあり感謝です。
逆にあの人席をゆずった方が良いのかなと迷ったとき、このヘルプマークがあると声がかけやすくなるので、助ける側としても目印になりますよね。
特別な申請が必要なくもらえてしまうことから、賛否両論もあるようですが、正しく必要な人に役にたつものになるといいですね。